相続について相談したいとお考えですね。

相続は生前対策から相続税の申告まで、すべてを自分一人だけで行うことは難しいです。

相談内容に応じて、適切な専門家に相談するのが良いでしょう。

しかし、「どの専門家に相談すれば良いのかわからない。。」と悩んでいる人も多いと思います。

正しく専門家を選ばなければ悩みの解決には繋がらないので、気をつけなければなりません。

今回は、それぞれの悩みごとの適切な相談先をご紹介します。

自分の悩んでいることについて誰に相談に行けば良いのかを知って、安心して相談できるパートナーを見つけてください。

相続の相談はどこにすれば良い?

相続の相談は、基本的には相続税に強い税理士に相談するのが良いでしょう。

ただし、内容によっては税理士ではなく、弁護士や司法書士など別の専門家が良いこともあるので注意が必要です。

具体的に何か解決したいことがあるわけではなく、「相続についていろいろ相談したい」というときは、税理士のところに行ってみてください。

税理士の選び方については、「相続に強い税理士の選び方4つのポイント」で解説しています。

ここからは、具体的な悩みがある人のために、相談すべき専門家をご紹介するので参考にしてください。

相続対策の相談先

相続が発生する前の相続対策についての相談先を内容ごとにご紹介します。

相続対策1.遺産の分け方の相談

遺産の分け方をどうすれば良いのか相談したい場合は、税理士に相談するべきです。

税理士に相談することによって、相続税対策も考えた遺産の分け方を提案してもらえます。

報酬の相場

報酬の相場は、10万円程度です。

注意点

遺産の分け方を相談する際には、どのような遺産を相続しそうなのかリストアップしておくと相談しやすくなります。

また、家族構成も税理士に伝える必要があるので、わかりやすく紙に書くなどしておきましょう。

相続対策2.遺言書の書き方の相談

遺言書の書き方について相談したい場合は、弁護士に相談するべきです。

弁護士に相談することによって、相続が発生したときに相続人で揉めないような遺言を書けます。

報酬の相場

報酬の相場は、10万円から30万円程度です。

注意点

弁護士に依頼する際は、一度作成した遺言書を修正したくなったときにも対応できるかどうか確認しておきましょう。

相続対策3.相続税の節税の相談

相続税の節税対策について相談したい場合は、税理士に相談するべきです。

税理士に相談することによって、納めなければならない相続税を減らすことができます。

報酬の相場

報酬の相場は、どのような節税対策を行うのかによって異なります。

まずは税理士のところへ無料相談に行ってみましょう。

注意点

節税対策は取り掛かるのが早ければ早いほど選択肢が多いので、早めに税理士に相談するべきです。

相続マンモス

相続が起こった後の相談先

相続が発生した後の問題を解決するための相談先を内容ごとにご紹介します。

相談内容1.相続税の計算について

相続税がいくらになるのか知りたい場合は、税理士に相談するべきです。

税理士に相談することによって、相続税の計算を代わりに行ってもらえます。

報酬の相場

報酬の相場は5万円程度です。

大まかな試算は無料の場合もあるので、まずは税理士のところへ相談に行ってみましょう。

注意点

相続税は計算する人によって金額が変わります。

税額をおさえるためにも、相続税に強い税理士に計算してもらうべきです。

相談内容2.相続税の申告について

相続税の申告については、税理士に相談するべきです。

税理士に相談することによって、相続税の申告を代わりに行ってもらえます。

報酬の相場

報酬の相場は、20万円程度です。

しかし、相続する財産の金額によって異なるので、まずは税理士のところへ相談に行ってみましょう。

注意点

相続税を申告した後に税務調査が起こったとき、立ち会ってもらえるかどうかも確認しておくべきです。

相談内容3.遺産の分け方で揉めていることについて

相続した遺産の分け方で揉めているのなら、弁護士に相談するべきです。

弁護士に相談することによって、話し合いをまとめてもらえたり、法的な手続きで遺産を分けてもらえたりします。

報酬の相場

報酬の相場は手に入れることになった遺産の金額によります。

まずは弁護士のところへ相談に行ってみましょう。

注意点

損することなく遺産を分けることができるように、相続案件について経験豊富な弁護士に依頼するべきです。

相談内容4.不動産の名義変更について

不動産の名義変更については、司法書士に相談するべきです。

司法書士に相談することによって、不動産の名義変更を代わりに行ってもらえます。

報酬の相場

報酬の相場は、10万円程度です。

注意点

不動産の名義変更は自分でも行えますが、時間と手間がかかるので司法書士に依頼する方が良いでしょう。

相談内容5.相続放棄について

相続を放棄したい場合は、弁護士に相談するべきです。

弁護士に相談することによって、相続放棄の手続きを代わりに行ってもらえます。

報酬の相場

報酬の相場は、15万円程度です。

注意点

司法書士に書類作成だけを依頼することもできますが、その場合には裁判所とのやり取りは自分で行わなければなりません。

確実に相続を放棄するためには、弁護士に手続きを代理してもらうべきです。

相続に強い税理士の選び方4つのポイント

相続に強い税理士の選び方は、以下の4つのポイントが挙げられます。

  • ポイント1.料金がわかりやすい
  • ポイント2.相続案件の経験がたくさんある
  • ポイント3.税務調査の確率が低い
  • ポイント4.話しやすいと感じられる

それぞれのポイントについて、順番に見ていきましょう。

ポイント1.料金がわかりやすい

税理士に相談する際には、報酬体系がわかりやすいかを確認しましょう。

相続税の申告を終えたあとで、高額な報酬を請求される可能性もあります。

なので、準備しておく必要のある報酬については、しっかり見積もりを出してもらうようにしてください。

報酬について聞きにくい税理士には、相続対策も聞きにくい場合がほとんどです。

依頼をする前の段階で報酬について具体的に話すのを嫌がるような税理士はやめておいた方が良いでしょう。

ポイント2.相続案件の経験がたくさんある

相続専門の税理士を見つけてもそれだけで安心せず、相続案件の経験がどれくらいあるかを確認しましょう。

なぜなら、専門分野は誰でも名乗ることができるものだからです。

相続専門として活動していても、まだあまり経験がないという税理士も存在しています。

事務所の規模にもよりますが、1年間で100件以上の相続案件を担当していれば、その税理士は相続に強いはずです。

相続専門と名乗っていなくとも、1年間で20件程度の相続案件を行っているのなら相続について経験豊富だと考えられます。

行こうと思っている税理士が相続に強いかわからない場合は、しっかり確認しておくべきです。

ポイント3.税務調査の確率が低い

その税理士が、過去にどれくらい税務調査に入られたかという点も確認しておきましょう。

相続税を申告しても、税務署によって税務調査が行われる可能性があります。

申告した内容の信頼性が低いと税務調査が行われる確率は高くなるので注意が必要です。

相続税の申告に対して税務調査が行われる確率は、20%程度だと言われています。

税理士のホームページに税務調査率が書かれているなら、税務調査となった確率が10%より低いかどうかを基準に選ぶことがおすすめです。

また、税務調査が行われた場合に税理士が対応してくれるかや、追加の費用が必要かも確認しておきましょう。

ポイント4.話しやすいと感じられる

税理士との話しやすさも意識しておいたほうが良いポイントです。

いくら相続について実力のある税理士でも、依頼主が安心して相談できなければ円滑な申告はできません。

専門用語を多用せず、疑問にわかりやすく答えてくれる税理士を選ぶことが相続の成功に繋がります。

例えば相続財産を細かく評価してもらう場面では、話しやすい税理士の方が適切な財産評価をしてもらいやすいです。

真剣に依頼主の思いを聞いてくれて、不安を解消してくれるような税理士を選びましょう。

まずは無料相談を活用しよう

相続について相談したいことがある場合は、まずは無料相談を活用するのが良いでしょう。

専門家の多くは初回相談は無料で行っています。

他にも、市役所などで行われている無料相談会を利用するのも良いです。

それぞれについて、順番に確認しておきましょう。

① 専門家の初回無料相談

税理士や弁護士、司法書士などは、最初の相談は無料で受けていることが多いです。

依頼する専門家を決める前には、まずは無料相談を活用しましょう。

無料相談でも親身になって相談に乗ってくれる専門家を選ぶのが良いです。

事前に電話やメールでどれくらいの時間で相談に乗ってもらえるのかや、どのような内容を相談できるのか確認しておきましょう。

② 市役所で行われる無料相談会

市役所などの公的機関で相続についての無料相談会が行われていることがあります。

市によりますが、弁護士や司法書士が相談に乗ってくれる場合が多いです。

住んでいる場所の市役所の市民相談室に行って、利用できる無料相談はないか確かめてみましょう。

相談に行く際に準備しておくこと

相続について専門家に相談する際に、以下の2つのものを準備しておくとスムーズです。

  • 準備物1.相続する財産のリスト
  • 準備物2.家族構成の一覧表

それぞれどのようなものを準備すれば良いのかについて、確認しておきましょう。

準備物1.相続する財産のリスト

相続税を計算したり、節税方法を考えたりする際には、どのような財産を相続するのか知ることが必要です。

たとえば、以下のようなものがないか、税理士に相談に行く前に調べてみましょう。

  • 預貯金の金額がわかるもの
  • 車の車種などがわかるもの
  • 土地や建物の登記簿謄本
  • 株式や社債の配当金支払通知書
  • 投資信託の残高証明書
  • 生命保険の保険証書や支払通知書
  • 退職手当の源泉徴収票や支払通知書
  • 借金の金額などがわかる書類
  • 葬儀を行った場合の領収書や費用がわかるメモ

すべてを完璧にリストアップすることができなくても、わかるものだけでも参考にしてもらえます。

早めに存在を確認しておくべき重要な財産は、専門家の方からも質問してもらえるので安心してください。

できる範囲で準備をしておきましょう。

準備物2.家族構成の一覧表

相続について相談するなら、家族構成も税理士に知っておいてもらうべきです。

亡くなった人と相続人の関係によっては、節税のための特例を活用できる場合があります。

相続税を計算するときに家族構成も役立ててもらうために、家族や親戚をリストアップするのが良いです。

相談の段階ではメモ書き程度でも問題ないので、専門家に家族構成を伝えておきましょう。

まとめ

相続については相談したい内容によって頼むべき専門家が変わります。

相続対策から相続税の申告まで幅広く頼めるのは、税理士です。

適切な専門家に相談をして、安心して財産を引継ぎましょう。

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